2019.01.10

Windows 10 のアップデートが上手くいかない!不具合への対処法

パソコンをWindows10へアップデートしたら、なぜかトラブルが生じてしまって悩んでいる方はいませんか。「アップデートがなかなか完了しない」「アップデートしたらフリーズしてしまう」「データが消失してしまった」というケースが実際に発生しています。仕事で使うパソコンで、アップデート不具合が起こるのは困りものです。この記事では、アップデート時の不具合への対処法を検討している担当者に向けて、Windows10アップデート時のトラブルの対処法や、トラブルにならないための対策法をお伝えします。

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1.Windows10のアップデート内容は?2018年の注目機能を紹介

まず、Windows10のアップデートは、どんな内容になっているのか確認しておきましょう。ここでは、April 2018 Update、Windows 10 October 2018 Updateで注目された機能について説明します。

1-1.April 2018 Update

まず、April 2018 Updateです。このアップデートでは、「タイムライン」という新機能が追加されました。これを使うと、過去30日間の閲覧履歴や作業したファイルが今どこにあるのかを検索することができます。直近の業務を素早く確認したいときに便利でしょう。「Focus Assist」という新機能も追加されています。これは、メールなどの通知を非表示にしたり、タイマー設定をしたりすることで、一定時間集中モードで作業できるようにするものです。「Nearby Share」は、近くにある他のWindows10パソコンとの作業ファイルの共有ができる新機能です。Apple製品に搭載されている「AirDrop」とほぼ同じ機能ですが、「Nearby Share」で共有できるのはPC間だけとなります。

1-2.Windows 10 October 2018 Update

次に、Windows 10 October 2018 Updateです。このアップデートでは、スマートフォンとPCを連携させる「スマホ同期管理アプリ」という新機能が追加されました。これを使えば、スマートフォンとPCの間で画像を閲覧したり、PCのドキュメント内に画像を貼ったり、SMSを送受信することも可能です。ただし、これらができるのは現在のところAndroidだけで、iPhoneで使える機能は限られています。

もともとあった「画面スケッチ」は、「切り取り領域とスケッチ」という名で新機能となりました。画面を取り込み、その上にペンツールで書き込みをすることができます。検索ボックスも変更されました。アプリやファイル、ウェブなどの検索がまとめて同じ場所で検索できるようになり、検索精度も上がっています。

2.Windows10アップデート時の不具合の原因として考えられること

Windows10アップデート時に何らかの不具合が起こった場合、考えられる原因としては3つあります。パソコンの容量が不足している場合、セキュリティソフトが作動してしまっている場合、そしてパソコンがWindows10に対応していない場合です。それぞれ順に詳しく見ていきましょう。

2-1.ドライブに容量が足りない

アップデート不具合の原因となるのは、まずパソコンの容量不足です。Windows10へのアップデートは大規模なものなので、通常のアップデートよりも時間も容量も必要になります。ですから、ドライブに十分な空き容量を確保しておかないと、アップデートに失敗してしまうことがあるので注意しなければなりません。アップデートには最低でも20GBは必要になります。アップデートを開始する前に、パソコンに40〜50GBの空き容量があるかどうかをチェックしておきましょう。

2-2.セキュリティソフトが作動している

セキュリティソフトが作動しているときも、Windows10が起動しないといった不具合の原因になることがあります。この場合は、いったんセキュリティソフトを停止するか削除する必要が出てきます。セキュリティソフトを別のものに変更する際は、以前のソフトを正しくアンインストールしたうえで、新しいソフトをインストールするようにしましょう。セキュリティソフトは複数同時に入れると、不具合が発生する可能性が高くなります。

2-3.Windows10に対応していない

アップデート不具合が生じたときは、パソコンがそもそもWindows10に対応していないという場合も考えられます。実は、すべてのWindowsパソコンや周辺機器が、Windows10にアップデートできるわけではありません。パソコンやプリンターの種類によっては、Windows10に対応していないものもあるので注意が必要です。アップデートする前にきちんと確認しておきましょう。万が一、パソコンがWindows10に対応していない場合には、アップデートを正常に完了することができません。

3.Windows10アップデート時の不具合への対処法

Windows10アップデート時に起こりうる不具合には、いくつかのパターンがあります。ここでは、どんな不具合が生じるのか実例を挙げるとともに、対処法についても解説します。想定される主な不具合は、アップデートが終わらない、アップデート後に起動しない、フリーズしてしまう、マウスやキーボードが反応しなくなる、ファイルが消失するなどです。

3-1.アップデートが終わらない

よくある不具合として、アップデートを開始したものの、いつまでも完了しないことがあります。このような状態になる原因としては、パソコンのスペックが低くて、Windows10にアップデートできないということが考えられます。このような場合には、パソコンを最新機種に買い替える必要があるでしょう。

また、同様の不具合を引き起こす原因として、セキュリティソフトが複数インストールされてしまっているケースも考えられます。もし2つ以上のソフトが入っているようなら1つだけを選択し、残りのソフトは削除してから、アップデートに取りかかりましょう。

3-2. アップデート後に起動しない

アップデート後にパソコンが起動しないという不具合も多く見られます。アップグレードが完了して「ようこそ」と表示されるのに、画面が真っ黒になったまま復旧しないなどといったケースがあります。この場合は、電源ボタンの点灯やケーブルの接続状態を確認してみましょう。周辺機器の接続を外すことで、画面が表示されることもあります。たとえば、パソコンにCDやブルーレイディスクなどが入ったままだと、読み込み状態になるため起動に時間がかかることがあります。

画面消灯ランプが点滅していたり、点灯したりしている場合は、ナイトモードが有効のままとなっている場合があります。この状態では、画面表示されませんから、消灯ボタンを押し、ナイトモードを解除することで画面が表示されるようになります。

3-3.アップデート後にフリーズする

アップデートしたら、パソコンがフリーズしてしまったということもよくある現象です。フリーズしているかどうかを確認する方法は簡単です。もし、アクセスランプがついているのに点滅していないなら、フリーズ状態になっている可能性が高いといえます。

このままの状態で待っていても解決しませんから、電源ボタンを長押しして、強制終了を行いましょう。数秒間長押しすると、電源が自動的に切れます。このようなケースでは、再び同じようにアップデートしても、また同じ不具合を生じる可能性があります。そこで、アップデートは手動で行うのが良いでしょう。

3-4.アップデート後にマウスやキーボードが反応しない

アップデートは無事に完了したものの、いざ使おうとしたら、マウスやキーボードが反応しなくなってしまったという不具合もあるようです。この場合には、パソコンをシャットダウンして、周辺機器をすべて取り外し、パソコンのコンセントも抜いてみましょう。接続しているものをいったん取り外して、電源を入れ直してみましょう。コンセントをさし直し、Windowsを再起動すると、問題なく使えるようになることがあります。USB接続のマウスやキーボードを使用している場合は、それを接続し直すことで改善するケースもあるので試してみると良いでしょう。

3-5.アップデート後にファイルが消失する

非常に大きなトラブルにつながる不具合としては、アップデート後にファイルが消失するケースがあります。この場合は、落ち着いてデータを探してみましょう。ごみ箱のページを開いて、消えたファイルが入っていないかどうか確認します。

もし見つからない場合は、「MiniTool Power Data Recovery 試用版」というファイル復元ソフトを使って復元できる可能性があります。ソフトはインターネット上で無料でダウンロードが可能です。このソフトを使ってスキャンできたファイルであれば、ファイルを選択して、保存操作をすることで復元できます。

4.Windows10アップデート時の不具合が解決しないときの対処法

Windows10アップデート時に不具合が生じ、どうしても解決できないときはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、そのような事態になった場合の対処法をいくつか紹介します。考えられる対処法は、トラブルシューティングツールを利用する、システムの復元を試みる、オペレーターに電話をして問い合わせるという3つです。

4-1.トラブルシューティングツールを利用する

アップデート不具合が生じたら、まず、トラブルシューティングツールを利用してみましょう。トラブルシューティングツールは、Windows10内にあるツールで、トラブルを探しだし、解決方法を教えてくれるものです。

設定画面を開いて「更新とセキュリティ」を開くと、「トラブルシューティング」というボタンがあるので選択しましょう。続いて、「トラブルシューティングツールの実行」というボタンを押すと、自動的にトラブルシューティングが開始されます。不具合がなければないと表示され、ある場合は指示が出てくるので、その指示に従って操作します。

4-2.システムの復元を行う

アップデート不具合への対処法としては、システムの復元を試みるという方法もあります。パソコンのシステムそのものを元の状態にし、Windows10にアップデートする前のパソコンに戻すのです。

まず、「スタート」からアプリの一覧を出します。次に、「Windowsシステムツール」ボタンを押して、「コントロールパネル」を開きましょう。続けて、「システムとセキュリティ」もしくは「システム」をクリックして、「システムの保護」から「システムの復元」ボタンをクリックします。その後は、表示される指示に従うだけです。復元が完了すると、自動的にパソコンが再起動されて終了です。

4-3.オペレーターに電話する

アップデート時に不具合が起きて、どうしても対処法がわからない、自分では対応できないというときは、オペレーターに電話するという手段を取ることも可能です。富士通、パナソニック、NEC製パソコンについては電話相談サービスがあるので、利用するとよいでしょう。専用電話番号に電話をかけ、音声ガイダンスに沿って進むと、トラブルに対する対処法がわかるようになっています。自動音声で対応する場合もあれば、オペレーターが直接対応してくれる場合もあります。

電話相談では、トラブルを診断し、対処方法を教えてくれるとともに、故障修理の受付もしてくれます。どうしてもトラブルが自力で解決できない場合には、あれこれ悩まずに相談窓口を利用するのも良い方法です。

5.Windows10アップデート時に不具合にならないための対策

アップデート時の不具合は、ないに越したことはありません。不具合にならないための対策としては、ディスククリーンアップをしておく、バックアップを取っておく、周辺機器の確認をしておくという方法があります。順に見ていきましょう。

5-1.ディスククリーンアップをしておく

ディスクのクリーンアップをすることは、アップデート不具合を防止することにつながります。それは、ディスククリーンアップをして不要なファイルを削除すると、パソコンの空き容量を増やすことができ、不具合原因の1つである容量不足を回避できるからです。

ディスククリーンアップを行うには、まず「タスクバー」から「エクスプローラー」ボタンを選択します。次に、「PC」アイコンを選んでクリックし、クリーンアップをするドライブを選択しましょう。「管理」から「クリーンアップ」ボタンを押すと、空き容量を見ることができます。削除したいファイルを選んで、ディスククリーンアップを実施します。

5-2.バックアップをしておく

データのバックアップを取っておくことも、アップデート不具合を回避する良い方法です。バックアップを取っておけば、万が一アップデート時にデータ消失してしまっても、慌てずに済みます。会社で使うパソコンには、重要なデータがたくさん入っていますから、業務に影響を与えないためにも、バックアップを取って情報を保護しておく必要があります。

バックアップは、業務に関わるすべてのデータについて定期的にバックアップを取るようにしましょう。ドキュメントファイルはもちろんのこと、それ以外にも、電子メールやホームページなどのバックアップも取っておきます。特定の場所に重要なデータをしっかり保管するようルール化することで、データ消失のリスクを最小限にし、情報セキュリティを向上させることが可能です。

5-3.周辺機器の確認をしておく

アップデート不具合を回避するためには、周辺機器の確認をすることも大事です。具体的には、「デバイスとプリンター」もしくは「デバイスマネージャー」をチェックすることで、周辺機器の状態を確認することができます。

確認するには、まず「スタート」ボタンから「Windowsシステムツール」をクリックし、「コントロールパネル」を選択します。「デバイスとプリンターの表示」もしくは「デバイスとプリンター」というボタンが出てくるので、クリックしましょう。すると、パソコンに接続されている周辺機器が表示されます。

6.アップデートの不具合を解消してWindows10を活用しよう

Windows10へアップデートする際には、状況によってはパソコンに不具合が生じることがあります。大事なパソコンに不具合が起きると、つい慌ててしまいますが、そのような場合でも、再起動やトラブルシューティングなどで解決できる場合もあります。ここで紹介したように、自分で試せる対策もあります。どうしても対処できなければ、メーカーの相談窓口に電話することも可能です。また、不具合を引き起こす原因を知って対策しておけば、不具合を未然に防ぐこともできます。業務に支障をきたさないためにも、上手に不具合を回避・解消して、Windows10を快適に活用しましょう。