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2019.02.20

Windows 10 のネットワーク設定やファイル共有方法を解説

企業で社員がWindows 10 を利用して業務を行うなら、IT担当者は最初にネットワーク設定を行う必要があります。安全で快適に安心して業務をこなすためには、適切なネットワーク設定をして業務をこなせる環境を整えておくべきなのです。そこで、今回はWindows 10 におけるネットワーク設定のやり方やトラブル時の対処方法などについて紹介します。

1.Windows 10 のネットワーク設定とは?

Windows 10 のネットワーク設定は、インターネットを利用したり社内でファイルを共有したりするために必要な設定です。現代では、どんな企業の業務でもインターネットが欠かせない存在といっても過言ではないかもしれません。また、パソコンが揃っていてもインターネットに接続されていなければ、仕事の多くが滞ってしまうことでしょう。ネットワーク設定では、有線LANと無線LANのどちらを利用するのかによって設定方法は異なります。しかし、なかなか設定ができずに思うようにインターネットが使えないというケースも少なくありません。そんな場合に備えて、Windows 10 のネットワーク設定を行う際はIT担当者間でマニュアルや連絡体制を整えておくことが大切です。たくさんのパソコンの設定をしなければならないIT担当者は、連携して正しい知識を共有することで、スムーズに設定を進めることができるのです。

2.Windows 10 のネットワーク設定における接続場所について

まずは、Windows 10 のネットワーク設定における接続場所について紹介します。ネットワーク設定の基礎となる部分なので、各接続場所について知識を深めましょう。

2-1.ホームネットワーク

ホームネットワークとは、家庭内のLANへの接続のときに使用するものです。自宅のパソコンや家族のスマホなどにおいて、インターネットを利用できるようになります。このホームネットワークを利用すれば家の中でデータを飛ばすことなどが可能となるため、さまざまなシーンで利便性の高い使い方が可能です。無線でプリンターやゲーム機に接続することもできるほか、パソコンの画面をテレビに映してみんなで画像や動画を楽しむといった使い方も可能になるのです。

2-2.社内ネットワーク

社内ネットワークとは、企業内のインターネットを接続するときに利用するものとなっています。企業内の複数あるパソコンだけでなく、プリンターなども社内ネットワークを利用することができます。社内ネットワークを利用することで企業内のパソコンは接続された状態となるため、社員同士でファイルを共有したり移動したりすることができるのです。これによって、業務の効率化を図ることが可能になります。

2-3.パブリックネットワーク

パブリックネットワークは、ホームネットワークやパブリックネットワークと違い、公共の場で利用するネットワークです。例えば、カフェや駅などWi-Fiがある場所で不特定多数の人が接続するネットワークなのです。出張や移動中に仕事の作業をしたいという場合に、快適にインターネットが使える便利なネットワークといえるでしょう。ただし、不特定多数の人が接続するこのネットワークでは、データの共有などはできません。ネットワーク上のPCを探索できなくなるため、他のPC等のすべてのファイルやフォルダの共有ができなくなるのです。それぞれのパソコンのデータを守るために、パブリックネットワークは他のネットワークとは少し違う仕組みとなっています。

3.Windows 10 のネットワーク設定のやり方

次に、Windows 10 のネットワーク設定のやり方を解説します。有線LANの場合と無線LANの場合にわけて、それぞれの設定方法を把握しておきましょう。

3-1.有線LANの場合

有線LANの場合は、まず設定から「ネットワークとインターネット」をクリックしてイーサネットのメニューを表示します。ここで「ネットワークと共有センター」を選んだら「アダプター設定の変更」を選択しましょう。そして、「イーサネット」を右クリックしたら「プロパティ」を選択し、インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)]のプロパティをクリックします。次に、「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」を選択し、最後に「OK」ボタンをクリックしたら設定は終了です。

3-2.無線LAN(Wi-Fi)の場合

無線LANでは、 設定から「ネットワークとインターネット」をクリックしてイーサネットのメニューから「ネットワークと共有センター」を選びます。次に、「新しい接続またはネットワークのセットアップ」を選択して、「ワイヤレスネットワークに手動で接続します」をクリックです。 この「ワイヤレス ネットワークに手動で接続します」の画面では、「ネットワーク名」「セキュリティの種類」などを入力する部分があります。これら必要項目を入力したら設定は完了となるので、最後に「ネットワークと共有センター」の画面でWi-Fiが接続状態になっていることを確認しましょう。

4.Windows 10 のネットワーク設定ができないときの対処方法

紹介した方法でインターネットへの接続ができれば問題ありませんが、なかなか接続ができないというケースもあります。そこで、ここではWindows 10 のネットワーク設定において正常に接続できないときの対処方法について紹介します。

4-1.シャットダウン・再起動を行う

最初に試したいのが、パソコンのシャットダウンと再起動です。スタートからシャットダウンを選択してパソコン本体の電源を落とすのですが、このときシャットダウンとシフトキーを同時に押しましょう。「シャットダウンしています」の表示が出たら、シフトキーから手を離して待ちます。完全に電源が落ちてしばらくしたら、もう一度立ち上げてインターネットの接続を確認します。それでも正常に接続できていない場合には、続けて再起動です。スタートから再起動をクリックして、パソコンが再起動するのを待ちましょう。この手順で、接続の問題が解決することも多くなっています。

4-2.セーフモードに切り替える

シャットダウン・再起動で問題が解決しなかった場合には、セーフモードへの切り替えを試します。セーフモードとは、不具合が生じたときに原因を診断するモードのことです。必要最低限のドライバのみが起動され、通常のパソコン起動とは大きく異なった環境となるのです。セーフモードへの切り替えは、歯車マークである設定ボタンの「更新とセキュリティ」へと進み、「回復」を選択します。次に、画面右側に表示される「PCの起動をカスタマイズする」という項目の「今すぐ再起動」をクリックしましょう。続けて、「トラブルシューティング」をクリックして「詳細オプション」を選択すると「スタートアップ設定」が出てきます。「スタートアップ設定」に進むとセーフモードの種類が表示されるので、「セーフモードを有効にする」を選択するので「F4」を押します。すると自動的に再起動されてセーフモードに入りますが、セーフモード状態で再起動することでパソコンは通常起動に戻るのです。この通常起動の状態で、インターネットが接続できるかどうかを確認してみましょう。

4-3.ネットワーク設定の初期化(リセット)・削除を行う

ネットワーク設定の初期化・削除を行うことも、対処法の1つです。スタートから設定画面を開き、「ネットワークとインターネット」に進んだら「ネットワークのリセット」を選択します。画面中央部分に「今すぐリセット」というボタンが出てくるので、これをクリックしたら初期化が開始されます。初期化が終了するとパソコンが再起動するので、あらためてネットワーク設定を行いましょう。

4-4.モデムやルーターなど接続機器の設定を確認する

インターネットへの接続ができない原因としては、パソコンの問題ではなく接続機器の接続不具合が原因となっているケースもあります。そこで、モデムやルーターなどの接続機器の電源を入れ直してみましょう。それでも解決しない場合には、接続機器の接続設定を確認して正常な状態であるかチェックします。モデムやルーターの設定に関してわからない点がある場合には、契約先のプロバイダーに問い合わせをすると効果的です。

4-5.ウィルス対策などを一旦無効にする

ウィルス対策のセキュリティ設定によっては、その制限によって不具合が生じている可能性も考えられます。そこで、ウィルス対策を一旦無効にする方法も試してみるとよいでしょう。ファイアウォール設定やウィルススキャンを一度停止し、その状態で接続の確認をします。この状態でインターネットへの接続が可能となる場合には、ファイアウォール設定やウィルス対策の設定を確認してみると効果的です。

5.Windows 10 のネットワーク設定でファイル共有する方法

社内では、ファイル共有する機会も多いものです。そこで、ネットワーク設定でファイル共有する方法も頭に入れておきましょう。まずは、設定から「ネットワークとインターネット」を選択して「共有オプション」で「ファイルとプリンターの共有を有効にする」をクリックします。次に、共有したいファイルを右クリックして「アクセスを許可する」から「特定ユーザー」を選びます。すると、ユーザーが一覧表示されるので共有したいユーザー(PC名)を選択して「共有」ボタンをクリックしたら完了です。特定のユーザーではなくネットワーク上のユーザーすべてに対してファイルを共有する場合には、「Everyone」を選択すると効果的です。ファイル共有をする範囲にあわせて、使いわけていきましょう。

6.ネットワーク設定においてファイル共有時のトラブルと対応方法

Windows 10 のネットワーク設定のファイル共有では、さまざまなトラブルが起こる可能性が考えられます。そこで、ここではよくあるトラブルと対応方法について紹介します。

6-1.PCの名前が表示されない

PCの名前が表示されない場合には、ネットワーク上にPC名が同じパソコンがある可能性が考えられます。この場合、接続に不具合が生じることもあるので注意する必要があるのです。そのため、ネットワーク設定の際は名前の確認をして同じPC名がある場合は必要に応じて変更を行いましょう。PCの名前を変更するには、「Windows」ボタンと「X」キーを同時に押し、出てきたメニューから「システム」をクリックします。ここで画面の左下に表示される「バージョン情報」を選択すると、自分のPCの名前が「デバイス名」として表示されます。デバイス名を変更する場合には、「このPCの名前を変更」をクリックし、新しく設定するPCの名前を入力して「次へ」を選択しましょう。画面が切り替わったら、「今すぐ再起動する」を選択して手順は完了となります。

6-2.ネットワーク探索が有効にならない

ネットワーク探索を有効にして設定を保存しても、無効になってしまうケースもあります。この場合には、「UPnP Device Host」「SSDP Discovery」「Function Discovery Resource Publication」の3つのサービスが稼働していないことが1つの原因として挙げられます。そこで、これらのサービスの状況を確認して必要ならば稼働させましょう。そのためには、管理ツールから「サービス」を選択し、「UPnP Device Host」「SSDP Discovery」「Function Discovery Resource Publication」のサービスを探します。該当のサービスを見つけたら、右クリックしてプロパティを開き「スタートアップの種類」を「自動」にします。「OK」ボタンでプロパティを閉じたら、また右クリックをして「開始」を選択します。この手順を踏んだ上で、再度ネットワーク探索を有効にして「変更の保存」を行うのです。

7.Windows 10 の社内ネットワークでファイル共有時の注意点

Windows 10 の社内ネットワークでファイル共有をする際には、いくつか注意したい点があります。安全にファイル共有を行うためにも、ここで注意点を確認しておきましょう。

7-1.セキュリティ面を強化する

社内ネットワークを構築する際は、外部に機密事項などが漏れないように細心の注意を払う必要があります。そこで、しっかりとセキュリティ面を強化しておきましょう。セキュリティ面強化の具体的な対策としては、ウィルスソフトやネットワークセキュリティソリューションなどを導入することが挙げられます。ネットワークセキュリティソリューションとは、IT技術を使用してサイバー攻撃や情報漏えいなどのセキュリティにおける問題を解決するものです。さらに、セキュリティ対策を強化してくれるので、導入しておくと安心なのです。

7-2.社内で利用ルールを設けておく

社内でのファイル共有では、ネットワーク上のセキュリティだけでなく人災にも注意が必要です。人災によるトラブル防止や円滑な社内ネットワークの運用のためには、社員に対してファイル共有を利用する際のルールを設けるとよいでしょう。例えば、ネットの閲覧制限やフリーソフトの使用時などのルールを明確にして、社員には全員徹底してもらうのです。こうしたルールが設けられていれば、ファイル共有におけるセキュリティはさらに強化することができます。

8.Windows 10 のネットワーク設定をして業務を効率化しよう

Windows 10 のネットワーク設定を行うと、社内のパソコンでフォルダの共有ができるため作業の効率化を図ることが可能です。時間を短縮したりミスを減らしたりすることにもつながるので、社内ではぜひ活用したいものといえるでしょう。しかし、ネットワーク設定ではさまざまなトラブルが発生することも少なくありません。その場合には、あらゆる対処法を試して解消に努めてみると効果的となります。また、ネットワーク設定時に疑問点がある場合には、日本HPのカスタマーサポートに問い合わせすることも可能です。こうしたサービスも利用しつつ、ネットワーク設定を進めて業務を効率化していきましょう。