2019.04.12

Windows 10 のコントロールパネルはどこにある?開き方や特徴を紹介

Windows 10 のコントロールパネルは多機能です。コントロールパネルを利用すれば、パソコンのさまざまな設定を変更してカスタマイズできます。コントロールパネルを利用したい場合は、まず、コントロールパネルを表示しなければいけません。そこで、Windows 10 のコントロールパネルの表示方法と表示できない場合の対応方法について紹介します。

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1.Windows 10 のコントロールパネルの特徴について

コントロールパネルの特徴は、ネットワークやセキュリティの設定など、Windows を利用するにあたっての環境を整えるためにさまざまな設定ができることにあります。「パネル」という名称が意味する通り、各種設定を行うためのツールがまとめられているものだと理解しておけばよいでしょう。Wiondows10には、「Windows の設定」という似たような機能があるメニューもあります。コントロールパネルは、Windows の設定よりもより細かい設定ができることが特徴です。「Windows の設定」とコントロールパネルは、状況によって使い分けるようにすることがポイントです。

2.Windows 10 の更新によるコントロールパネルの変更点

2019年1月時点において、Windows 10 の更新によって、過去のコントロールパネルから変更された部分があります。そこで、コントロールパネルのどのようなところが変更されたのかについて、2つのポイントを解説します。

2-1.言語設定がメニューからなくなる

「Windows 10 April 2018 Update(1803)」の更新によって、コントロールパネルから言語設定を変更することはできなくなっています。更新以前に言語設定をコントロールパネルから行っていた人は、できなくなったことを認識しておく必要があるでしょう。言語設定を変更するための言語バーを表示するためには、「Windows の設定」を利用することになります。スタートメニューから「Windows の設定」を開いて、「デバイス」を選択し、サブメニューのなかから「入力」、さらには「キーボード詳細設定」を選択して、設定変更を行うことが必要です。言語設定は頻繁に変えることはないでしょう。しかし、いざ変更するときになって「コントロールパネルではできない」と焦ることがないよう、認識しておきましょう。

2-2.コントロールパネルの項目の移動

コントロールパネルの項目に関する移動変更が行われる前は、「Windows 10 Creators Update」以前は、スタートメニューを右クリックすることによって、コントロールパネルを表示することができました。しかし、アップデートのあとは、右クリックメニューから削除されています。その代わりに「設定」メニューから表示できるようになったというのが変更点です。以前からコントロールパネルの表示をスタートメニューの右クリックで行っていた人は、「設定」から表示させるように変わったことを認識しておきましょう。

3.Windows 10 のコントロールパネルの開き方

Windows 10 のコントロールパネルを利用して設定変更のうえカスタマイズするためには、コントロールパネルを開くことが必要です。開き方を理解しておかなければ、必要なときに使えません。そこで、コントロールパネルの複数の開き方について解説します。

3-1.スタートメニューから開く

コントロールパネルを開く方法はいくつかありますが、Windows の基本操作の1つとしてよく利用されるスタートメニューから開くことができます。操作手続きは、まず、スタートメニューのクリックです。次に、「W」のメニュー一覧から「Windows システムツール」を選択します。さらに、「Windows システムツール」を表示すると、「コントロールパネル」が見つかりますので、クリックすることでコントロールパネルを開くことが可能です。この方法は、コントロールパネルを開くオーソドックスな方法だといえます。まずは、この方法を覚えておけば困ることはないでしょう。以前はスタートメニューの右クリックで開くことができましたが、アップデートによりできなくなったことには注意が必要です。

3-2.コマンドでコントロールパネルを開く

スタートメニューだけでなく、コマンドを使ってコントロールパネルを開く方法もあります。コマンドを利用して開くと、比較的短いステップで開けることが特徴です。コマンドを利用する場合は、まず、「Windows」キーと「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。「名前」のところにコマンドを入力することで開けます。コマンドは、「control」です。このコマンドを入力すると、コントロールパネルが開き、操作できる状態になります。コマンド入力に慣れている人は、この方法で開くとストレスなく操作できるでしょう。

3-3.ショートカットキーを使って開く

ショートカットキーを使うことでコントロールパネルを開くという選択肢もあります。ショートカットキーは、少ないキー操作で実行できることがメリットになります。コントロールパネルを利用する場合に使用するキーは、「Windows」キーと「Pause」キーです。このショートカットキー操作を行うことで、「システム」画面を簡単に表示できます。「システム」でページ上部左にある「コントロールパネル」をクリックすれば開くことが可能です。注意点は、「Pouse」キーがないパソコンを使用している場合はこの方法は使えないことです。ノートパソコンなどでは「Pouse」キーがないものも多いため、ショートカットを利用して開くことはできません。

3-4.検索窓を使って開く

検索窓をよく利用する人は、検索窓を活用してコントロールパネルを開く方法を覚えておくと便利です。検索窓は、Windows でやりたいことなどを調べる場合に使える便利な機能です。探したい操作項目の名称などを検索窓に入力することによって、やり方を調べられます。コントロールパネルを開きたい場合は、下の部分にある検索窓で「コントロール」や「con」といった関連文字を入力します。そうすると、検索結果にコントロールパネルが表示され、クリックして開くことが可能です。

3-5.エクスプローラーから開く

エクスプローラーを使ってもコントロールパネルを開くことが可能です。エクスプローラーは、ファイル検索などで活用することが多く、検索する場合においては欠かせないツールだといえます。日常的によく使用する機能ですので、使用することに対する抵抗感が少なく、やりやすい方法ではないでしょうか。エクスプローラーを使ったコントロールパネルの開き方は、簡単です。まず、エクスプローラーを開きます。続いて、ページ上部にある上向き矢印のクリックです。そうすると、エクスプローラーにコントロールパネルが表示されますので、それをクリックすることで開けます。コントロールパネルの開き方は複数あるため、自分の一番やりやすい方法をみつけておくとよいでしょう。

4.Windows 10 のコントロールパネルを簡単に表示する方法

コントロールパネルを開く場合の基本的な方法は、どれもいくつかの操作を行う必要があります。しかし、複数の操作をしなければ開けないのは面倒だと感じることもあるかもしれません。できれば、もっと簡単な方法で開ければ、作業効率の向上が期待できるでしょう。そこで、覚えておくと便利な、Windows 10 のコントロールパネルの開き方について紹介します。

4-1.デスクトップアイコンを作成しておく

デスクトップから作業を始めることが多い人は、デスクトップにコントロールパネルのアイコンを作っておくと便利でしょう。デスクトップは、いつでもすぐにアクセスできる場所だといえます。デスクトップには、日常的によく使用するアイコンを置いている人も多いでしょう。そのデスクトップにコントロールパネルへアクセスできるアイコンを作成しておけば、素早く手軽に開くことができます。

デスクトップにアイコンを作成する方法は、まず、スタートメニューから「Windows の設定」を開くことから始めます。開いたあとは、「個人用設定」の選択です。そのあとで、「テーマ」から「デスクトップアイコンの設定」を選んでクリックします。クリックしたら、設定画面が表示されますので、そのなかから「コントロールパネル」にチェックです。「ok」をクリックすればアイコン作成完了します。アイコン作成後は、アイコンのクリックをするだけでコントロールパネルが一発で開くようになるでしょう。

4-2.タスクバーにピン留めしておく

タスクバーへのピン留めによっても素早く開くことができるようになります。タスクバーを常時表示するようにしている人も多いでしょう。タスクバーにピン留めしておけば、別の作業をしているときでも画面を切り替えることなく必要なアプリケーションなどを立ち上げることが可能です。コントロールパネルをピン留めしておけば、簡単に開けるようになるでしょう。ピン留めの方法は、それほど難しくありません。まず、コントロールパネルを開きます。その状態で、タスクバーにあるコントロールパネルのアイコンを右クリックするのです。さらに、メニューにある「タスクバーにピン留めする」をクリックすれば、ピン留め完了です。これで、タスクバーにコントロールパネルが追加され、いつでも簡単にアクセスできる状態になります。

4-3.スタートメニューにピン留めしておく

タスクバーだけでなく、スタートメニューにもピン留めすることができます。スタートメニューもアプリケーションの起動でよく利用しているというケースは多いでしょう。スタートメニューへのピン留めも、素早くコントロールパネルにアクセスできる有効な方法です。ピン留めする場合は、スタートメニューの「Windows システムツール」を使います。一覧から「コントロールパネル」を表示して右クリック、さらに「スタートにピン留め」をクリックすれば設定完了です。スタートメニューを使い慣れている人にはおすすめの方法だといえます。

5.コントロールパネルメニューの表示方法の変更の仕方

コントロールパネルの使い勝手を向上するために、メニューの表示方法を変えることもできます。一般的な表示方法から変更してカスタマイズすることによって、より使いやすくできるでしょう。変更方法は、まず、コントロールパネルを開きます。そのうえで、右上にある「表示方法」のクリックです。そうすると、「カテゴリ」や「大きいアイコン」、または「小さいアイコン」から希望の表示方法を選ぶことによってカスタマイズできます。自分の適した表示方法に変更しておけば、ストレスなくコントロールパネルを使えるようになり、作業効率の向上も期待できるでしょう。そのまま使用しても気にならない人は問題ありませんが、少しでも気になる場合はカスタマイズを試みてみることをおすすめします。

6.コントロールパネルが開かないときの対応方法について

コントロールパネルを開こうと思っていくつかの方法を試したところ、開けなかったという経験をした人もいるでしょう。また、1つの方法しか試したことがなく、その方法を忘れてしまったという場合も、コントロールパネルを開けなくなってしまい、困った事態になります。そこで、コントロールパネルが開けない場合の対応方法について解説します。

6-1.検索窓やコマンドで開くとき文字に間違いはないかを確認する

入力間違いは、開けなくなるケースの原因の1つです。コントロールパネルを開くにあたって検索窓を利用する場合、検索窓に文字を入力することになります。しかし、検索結果にコントロールパネル関連の内容が表示されない場合は、入力間違いを疑ってみましょう。正しく入力されていれば、必ず表示されます。検索後、一切コントロールパネル関係の検索結果が表示されていなければ入力間違いをしている可能性が高いです。その場合は、再度正しく入力すれば問題は解決します。また、コマンドを使用してコントロールパネルを開く場合も、同様に入力間違いの結果開けないという可能性があります。コマンド入力で開こうとする場合は、慎重に入力することが重要です。結果的に開けなかった場合は、まず、コマンドの入力間違い箇所を探してみましょう。

6-2.テキストサイズの確認をする

テキストサイズが変更されていると、コントロールパネルが開けないことがあります。Windows 10 のデスクトップ上におけるテキストサイズを一定の条件にあてはまる変更をした状態にしていると、スタートメニューが正常に認識できず、表示されないことがあります。この場合は、テキストサイズを適切なサイズに変更すると、開けるようになるでしょう。テキストサイズの変更は、「Windows の設定」から行います。「システム」を選択して開いて、「ディスプレイ」を見つけ、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」から変更可能です。テキストサイズは、「175%」以下の倍率で設定するようにしましょう。それより大きなサイズにしてしまうと、スタートメニューへの表示ができなくなる可能性がありますので注意が必要です。

7.Windows 10 のコントロールパネルは効率よく開こう

Windows 10 のコントロールパネルは、さまざまな設定を変更できる使い勝手のよいツールだといえます。コントロールパネルを利用したい場合は、できるだけ簡単に開ける方法を理解しておくと便利です。タスクバーへのピン留めや、デスクトップアイコン作成、スタートメニューへの追加などをしておくと素早く開けます。また、開けなかった場合は、入力間違いがないかを見直してみることも大切です。さらに不明な点があれば、日本HPのカスタマーサポートを活用してみるのも選択肢の1つでしょう。自分で調べてわからないことでも、直接聞くことで簡単に解決できる場合もあります。