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2019.07.30

教育とテクノロジー

開成中学校・⾼等学校 ― 柳沢幸雄校⻑インタビュー

⽣徒主体で学校⽣活が営まれるユニークな校⾵で知られ、かつ東⼤合格者数は38年連続⾸位を誇る進学校の開成中学校・⾼等学校。その卒業⽣は政治家や経済⼈、法曹⼈、医者はもちろん、学者や⽂化⼈など多種多彩な道へと進み、国を下⽀えしています。ご⾃⾝も同校出⾝者であり、システムエンジニアとして働いた後、シックハウス症候群・化学物質過敏症研究の第⼀⼈者となり、教鞭をとったハーバード⼤学ではベストティーチャーに選出されたこともある柳沢幸雄校⻑に、「⾃主性を育む教育」についてお聞きしました。

子どもたちの自主・自律を育むために。

── 開成中学校・⾼等学校の校⻑として、⼤切に取り組んでこられたことは何でしょうか。

柳沢幸雄(以下、柳沢) 2011年に校⻑に着任し、丸8年が過ぎました。開成中学校・⾼等学校(以下、開成)の教育の⽬標⾃体は私が⽣徒だったころから何ら変わっていませんが、着任以来、開成の教育理念を⾔語化することには努めてきました。

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 なぜ⾔語化が必要か。開成からは毎年たくさんの⼈数が東京⼤学に合格するのですが、親御さんたちが東⼤に⼊学するような学⽣の勉強ぶりを勝⼿に想像するわけです。私の時代だと「⾚本をいつも⽚⼿にもって、受験勉強⼀⾊だ」なんて⾔われたもの。冗談に思われるかもしれませんが、いまも単語帳をもち歩いて、廊下を歩きながら勉強しているというイメージが本当にあるんですよ。

 しかし、開成の実体としては、そういう学校ではない。結果として東⼤に多く合格しているだけであって、東⼤を⽬指した教育は⼀切⾏っていません。開成の⽣徒は天邪⻤ですから(笑)、教員が「東⼤を受けなさい」なんて⾔ったら、絶対に受けないでしょう。そういう⾵⼟なんです。

 つまり、親がイメージしている開成は、実際に⼦どもたちが過ごす開成と⼤きなギャップがある。思春期の段階、特に中学教育において親と学校の価値観が⼤枠で同じ⽅向を向いていないと、⼦どもが⾮常に困難な状況に陥ります。だからこそ、開成がどういう学校なのかを⾔語化し、予備校や塾などで保護者に向けて説明しています。毎年多くの回数話をしていますから、ようやく保護者の皆さんにも開成の実態をご理解いただけてきたかなと思います。

── 実際の開成の教育とはどのようなものなのでしょうか。

柳沢 まず、「ペンは剣よりも強し」、そして「質実剛健」です。「ペンは剣よりも強し」とは、つまり良⼼の⾃由。「どんな⼒にも屈することのない学問・⾔論の優位を信じる」という開成の基本精神であり、校章にもなっています。「質実剛健」とは、物欲からの⾃由という意味です。開成の柱のひとつとして受け継がれている⾔葉でもあります。加えて、校名の由来である「開物成務」があります。⽣徒⼀⼈ひとりの素質を花開かせ、その結果として彼らが社会において⼈としての務めを果たせるよう育てましょうという意味です。

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 これらを実現するために⼤切なことは、⽣徒たちに⾃主性をもたせることです。⾃主性とはよく聞かれる⾔葉ですが、具体的には「僕は将来○○になりたい」と⾃ら⾔い出したら、それで⼗分だということ。この⾔葉が出てきたら、その道のプロに引き合わせればいい。開成の強みのひとつだと思いますが、どんな分野にも卒業⽣がいるので、⽣徒と彼ら専⾨家をつなげてあげれば、あとは本⼈次第なんです。

── ⽣徒の⾃主性を育む、具体的な⽅法があればお聞かせください。

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柳沢 「授業」「部活動」「学校⾏事」の3つを重視しています。

 授業で伝えているのは、学び⽅を⾝につけること。いま学ぶ知識は10年後に陳腐化して、役に⽴たないかもしれない。でも、今の知識を学ぶのには⼤きな意味がある。それは「知らないことを学ぶ⽅法を具体的に体験する」ということなんです。例えばいま学んでいるプログラミングが10年後に役⽴たなくても、知らないことを⾝につける経験さえしていれば、新しいことに出合っても⾃分のものにすることができる。⽣徒には「10年経ったら“先⽣”はいない。教えてくれる⼈はいなくなるのだから、⾃分からどういう⼈に関わり、どういう情報源を得るのか、“学び⽅”を⾝につけなさい」と伝えています。

 部活動は個性を伸ばす場所です。本⼈の好み次第で、何の部活に⼊ってもいい。好きなことは⾃分の個性ですからね。私は始業式や終業式で「⾃分の好きなことに関わる仕事に就くと、⼈⽣幸せだよね」という話をします。例えば開成のサッカー部は、200名ほどが所属しています。その200名が懸命に練習しても、J1の選⼿になるのはかなり難しいでしょう。選⼿以外で将来サッカーに関わる仕事に就くことを考えてみればいい。サッカーチームの経営をやってもいい。実際に、ベガルタ仙台の社⻑は開成の卒業⽣です。もっと発想を柔らかくすれば、医学部に⼊ってスポーツドクターになってもいい。弁護⼠になって契約のアドバイザーをやってもいいし、技術者になって⾝体が痛まず蹴りやすいシューズを開発してもいいでしょう。サッカーが好きだという気持ちがあれば、いくらでも道はある。好きなことに対して、⾃分の能⼒がうまく合致する分野で仕事を選ぶ。⾃分は本当に何が好きなのか、何をしていると楽しいのかを、部活で⾒極めて欲しいのです。

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 最後の学校⾏事では、合意形成のプロセスを学びます。例えば、中学・⾼校ともに毎年開催される学年旅⾏は、⽬的地から何からすべて⽣徒が決めています。まず選挙管理委員会を発⾜させ、旅⾏委員の選挙を⾏います。旅⾏委員会では⽣徒から⾏先の提案を募り、それぞれのグループがプレゼンテーションの資料を作成して、⽴会演説会を⾏います。演説終了後、⽣徒がここだと思う旅⾏先に投票し、多数決で決まります。当然、⼀学年300〜400⼈全員が⼀⻫に旅⾏できないので、いくつかのサブコースに分けるという、旅⾏会社が⽴てるような細かいプランも⽣徒たち⾃⾝で決めています。このプロセスにおいて、彼らは⾃分たちが納得して決めることの重要性、⾃らの主張を通す⽅法や多数の⼈の合意をまとめ上げていく⽅法も経験していくのです。

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▲左上のモノクロ印刷資料が中学1年⽣作、下段のカラフルな⼩冊⼦が⾼校2年⽣作の、学年旅⾏⽤の旅のしおり。学年が上がる毎にイラストや写真が多⽤され、デザインにもこだわりが感じられる。もはやプロ顔負けのクオリティだ。

── 中学1年⽣から⾼校3年⽣まで、授業と部活動と学校⾏事を通じて成⻑していくということですね。

柳沢 そうです。⼤切なのは⽣徒⾃⾝が「⾃分たちが主体的に考え、決定している」と思うことであり、学校としては⽣徒たちにそう思わせることなんです。孫悟空が筋⽃雲に乗って暴れまわっているけれど、よく⾒てみればお釈迦様の掌だったというイメージでしょうか。学校というのはお釈迦様のように、⼦どもが成⻑に応じてさまざまな経験ができるよう場を提供して⾒守るべきなのです。

── 開成と⾔えば、学校最⼤のイベントとして運動会も有名ですね。こちらも先⽣⽅が関わることがほぼなく、⽣徒の主体性で運営されているとお聞きしました。

柳沢 審判も含めて⽣徒が⾏うので、私も他の先⽣も観戦しているだけ。怪我があれば⾶んでいきますが、それ以外は何もすることがありません。審判⼿帳も作成していますが、ゴルフのルールブックよりも中⾝の⽂章が多く(笑)、毎年逐条審議して必要であれば改定し、審判を担当する⽣徒が理解したうえで、プレイヤーに周知しないといけない。このルールブックひとつをとっても、運動会が1年がかりの⼀⼤イベントということはおわかりいただけると思います。

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 ⼀⽅で「運動会は危険だから辞めよう」という意⾒もあるんです。堂々と反対意⾒を発信する⽣徒もいる。その声がマジョリティになれば、運動会は⾏わないということも今後あり得るでしょう。教師が率先して決めることではなく、あくまでも⽣徒たちの申し出を受けて、学校として最終決定をするわけです。

未知の未来を生きる子どもには、自分で生きていける力を。

── ⽣徒の⾃主性による⾃由な校⾵で知られる開成ですが、先⽣⽅はどういったスタンスで⽣徒と関わっていらっしゃるのでしょうか。

柳沢 ⽣徒たちにどう「⾃由」を伝えていくのか。そのためには教員⾃⾝が、⾃由の典型例でないとダメだと思っています。開成の教員は、教材の選び⽅も授業のやり⽅も⾃由。もちろん、⼀条校なので学習指導要領の枠には従いますが、知的好奇⼼で⽣徒を惹きつけることができるならば何だっていい。教員の⼒量に委ねています。だいたい教員側が、「校⻑が……」「教育委員会が……」と顔⾊を窺いながら不⾃由でいると、⽣徒たちはすぐに⾒抜きますからね。教員⾃⾝が⾃由であることが⾮常に⼤事です。

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── ⼀⽅で、家庭における⼦どもへの関わりについてはどのようにお考えでしょうか。

柳沢 いつも強調して伝えるのは「⼦離れをしてください」ということです。開成のケースでお話ししますと、⼊学試験の競争が⾮常に厳しいので、特に⼩学⽣で受験する場合は親御さんも相当なエネルギーをかけなければ受験を突破できない。ですから、合格者向け説明会では、⽣徒には「合格おめでとう」、親御さんには「ご卒業おめでとう」とお伝えしています。密着した⼦育てはもうここで終わりました、これからは⼀歩距離をとって⼦育てをしてください、という想いを込めて──。中⾼⼀貫の男⼦校の校⻑先⽣⽅とも交流がありますが、皆さん同じことを意識しているようで、「⺟親と⼦どもの距離をどう広げるかが重要だ」とおっしゃいます。

── 開成は男⼦校ですが、特に男の⼦のお⼦さんを持つ親御さんはどのようなことに気をつけて⼦育てをしていけばよいでしょうか。

柳沢 まず⼀般論ですが、いまの⽇本のお⺟さんたちはものすごく孤独だと思います。なぜかというと、初めての経験の連続だから。3⼈以上の⼦供がいることは珍しく、1⼈か2⼈というケースがほとんど。そうすると、⼦どもが変化しても、その変化に対応するための情報を得る場所がないんです。以前は祖⽗⺟が⼀緒に住んでいることも多く、何かわからないことがあったらすぐに聞けましたが、核家族化が進んだことで、いまは祖⽗⺟とも分断されている。専業主婦であれば、⾃分の存在感を表現する唯⼀の場所が⼦育てになるし、働いて⼦育てをしている⼈であれば、時間のやり繰りが難しく、特に受験のような競争の場で専業主婦への引け⽬を感じることもある。家族の形態や⽴場の問題が、⺟親を⼆重三重に孤独にさせるという、⾮常に⾟い状況です。

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 次に「男の⼦の⼦育て」に限定すると、親であれば「⾃分の⼦どもなら、男⼥関係なく同じように可愛がっている」と思うかもしれませんが、決してそんなことはないんです。同性の⼦どもと異性の⼦どもへの対応の仕⽅は、中学以降になると⾮常に⼤きな違いが出る。⼦どもが性的な分化をするとき、同性であれば実体験からどんなことを感じながら意識も⾝体も変わっていくのかがわかりますが、異性であれば、ぜんぜんわからない。⾃分の可愛い⼦どものはずなのに、態度や発⾔から「宇宙⼈じゃないか」と感じるほどなんです。

 それはなぜか。当たり前の事ですが、⼦どもが親離れをしようとしているからなんですね。⼥の⼦であれば「お⽗さん臭い、⼀緒に洗濯物洗わないで」という表現になるし、男の⼦は反抗して「うるせえ」なんて悪態をつく。親離れは動物の本能なんです。でも、親は⾃然に⼦離れすることができない。そもそも動物には「⼦離れの本能」がない。動物は⼦どもが⼀⼈前になるころには死んでしまうから。ところが、⼈間は寿命が延びてしまった。だから、意識的に⼦離れをするしかないんです。意識しないと、ずっと⼦どもにべったり引っ付いてしまう。

 開成でもいろいろと悩みを抱える⽣徒はいますが、そのほとんどの原因が、親⼦関係です。もっというと、⺟親との関係ですね。⺟親が⼦離れできたら、たいていのことはうまくいく。だからこそ「⼦どもが朝、楽しそうに学校に通って進級さえできていれば、何の問題ありません」とお伝えしています。成績についても多少の上がり下がりに神経質になる必要はない。「あ、そうなの」くらいで静観していただければ⼤丈夫です。開成は受験勉強という型には嵌めませんが、結果として整いますから。お⼦さんと距離をとって、できるだけ放っておくことです。

── 変化が激しい時代にありますが、教育者としてどう⾒つめておられますか。

柳沢 いまの時代が特殊ということではなく、いつの時代も「未来」は未知のものです。そしていつの時代でも、技術の進歩はあります。これからの社会の変化に対しても、期待をもって向き合うのか、不安でいっぱいなのかで、ぜんぜん違ってきますよね。例えば、ベトナムやミャンマーの⼦どもたちに「未来についてどう思いますか」と聞いたら、⽬を輝かせて「楽しみだ」と答えるでしょう。⼀⽅で⽇本はどうかと考えたら、「怖い」「どうしたらいいかわからない」という答えが⼤半でしょう。

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 それは、⽣活⽔準を含めていまの⽇本の状況が⾮常に⾼い⽔準にあるからです。それで「経済的な競争に負けたら落ちていくだけではないか」という不安感が拭えない。親からすれば、変化の甚だしい時代に⼦どもがうまく対応できるのか不安でしょう。⼀⽅、⼦どもからすれば、いまの⽣活⽔準は親が⽀えてくれているものであって、⾃分が⽣きている間には下がっていくだけではないかという不安も当然出てきます。

 ⼈間というのは、ステップアップしたという実感が⾃信になり、⾃⼰肯定感につながります。社会全体としては⾼⽌まりの停滞期に達しているかもしれませんが、世代間で考えれば、できることはある。例えば、若い世代の⽣活⽔準を⼤学⽣になった時に下げさせることで、そこからまた⾃⼒で上がってくるかもしれない。意識的にそういう体験をさせることが次世代を育てていくうえで⾮常に重要だと考えています。

 それは、国全体というより、⼀⼈ひとりの暮らしにおいて「⾃分が取り組んだから少しでも良くなった」という実感を持てることが⼤切だということ。つまりは『⽣活⼒』ですね。家を出て⼀⼈暮らしをするようになったら、⽣活⽔準は⾃ずと下がりますから、ステップアップしたという⼿応えが得られるのです。親御さんにお願いしたいことは、⼦どもが⼤学に進学したらひとり暮らしをさせてほしい。アルバイトでお⾦を稼ぎ、⾷事をつくるという⽣活をさせてほしいと思います。

── 最後に、未来を担う子どもたちの親御さんへメッセージをお願いします。

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柳沢 ⼦育てでいちばん⼤切なことは、「18歳で家から放り出されても⽣きていける⼒」をつけさせることだと思っています。繰り返しになりますが、未来は未知です。これからどんな時代になったとしても、⽣活⼒さえ⾝についていれば、必ず世界を泳いで渡っていける。具体的に何を準備したらいいのかは、誰にもわかりません。ただ、何かが必要になったときに、それをどうやって⾝につけるのかという⽅法論を知っているということ、そして習得のための努⼒ができるということ。お⼦さんがそのような⼒を蓄えていく様⼦を、距離を取りながら⾒守っていただけたらと思います。

 開成=⻑年に渡り⽇本でも最も多くの東⼤進学者を輩出している賢い学校。取材前は編集部もそんな印象を強く持っていました。しかし、実際にお話をお聞きするとそのイメージは⼤きく覆されました。学⼒だけを重視するのではなく、⽣徒⾃⾝の⾃主性を重んじ、⾃分の⼒で⼈⽣を切り開いていける⼤きな視点での⼈材育成を追求している、その姿が開成の本質でした。部活動や学年旅⾏を⽣徒⾃⾝が運営することで、合意形成のプロセスを学ぶ。有名な運動会も⽣徒⾃⾝がルールを決め、実施するか否かまで⽣徒の判断に委ねられる。授業だけではなく、学校⽣活におけるあらゆる活動が⽣徒の社会で⽣き抜く⼒を育むことにつながっていました。

 学校⽣活だけではなく、家庭において親が意識的に⼦離れをしていくことも社会で⽣きていく上で⼤切な要素です。保護者に対していかに⼦どもと距離を保ちながら付き合っていくべきか、丁寧に語り続ける柳沢校⻑に、⼦どもの教育に真摯に向き合う開成中学校・⾼等学校の理念と⻑年に渡って⽇本を代表する学校であり続けてきたことの本質を強く感じました。(Tech&DeviceTV 編集部)

用語解説

⼀条校

学校教育法の第1条に掲げられている教育施設の種類およびその教育施設の通称。幼稚園、⼩学校、中学校、義務教育学校、⾼等学校、中等教育学校、特別⽀援学校、⼤学(短期⼤学および⼤学院を含む)および⾼等専⾨学校を指す。専修学校・各種学校はそれぞれ第124条・第134条に規定し、⼀条校には該当しない

(取材・⽂:伊勢真穂  撮影:yOU(河崎⼣⼦))

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