Windows 10 導入検討企業向け！最新情報セミナー

～モバイルワークの本格化に備えるPCの運用とセキュリティ～

いまだ多くの企業で利用されている Windows 7 。そのサポート終了日である2020年1月14日が、刻々と迫っています。今回、日本HPでは Windows 10 導入のポイントや移行のノウハウに関するセミナーを開催。非常に多くの方が来場され、 Windows 10 導入に関する関心の高さが伺えました。

サポート終了前に慌てないよう、早めの移行を

 Windows 7 サポート終了と、最新OSへの移行の重要性

日本マイクロソフト株式会社　Microsoft 365　ビジネス本部
エグゼクティブプロダクトマネージャー

石田圭志氏

2020年、 Windows 7 とともにOffice 2010のサポートも終了します。マイクロソフト社では、サポートの終了、OSの移行をきっかけに働き方改革の推進を提案。最新デバイスとOffice 365を組み合わせ、モダンワークスタイルという考え方のもと、フレキシブルに働ける環境づくりを自社においても実践しています。石田氏は、 Windows 10 は半年に1回もしくは18ヶ月に1回アップデートをする、これまでのOS移行とは異なる点について言及。「Windows as a Service」の仕組みについて話されました。また「 Windows 10 はセキュリティを重視。従来はパッチ対応が主流でしたが、Windows 10 では新しい機能を追加しています」と語ります。さらに最新のバージョンである Windows 10 April 2018 updateについて紹介されました。大きな訴求ポイントを「Unlocks creativity」 、「Integrated for simplicity」、「Intelligent security」3つに分類。過去30日間の作業をさかのぼることができるタイムライン、スマートフォンとの連携、そして最新のセキュリティ機能等について詳細を説明されました。特にWindows Defenderによるウイルス対策の有用性、Windows Defender ATPをはじめとしたセキュリティ機能の充実は、 Windows 10 移行における大きなアドバンテージになるでしょう。

 Windows 10 を活かすHPビジネスPCのセキュリティと管理性

株式会社日本HP　パーソナルシステムズ事業統括
クライアントソリューション本部

大津山隆氏

「HPではテクノロジーオフィスで、今後世の中がどのように変わっていくのかを研究し、メガトレンドを前提とした製品づくりをおこなっています」と、大津山氏はHPのものづくりに対する考え方を語ります。また働き方改革に関してHPでは、1977年にフレックスタイム、2001年にフリーアドレス、2007年にフレックスワークプレイスを導入し、積極的に推進しています。 Windows 10 への移行により、一番大きな変化はクライアント環境への投資サイクルと運用。これまでのマイグレーションとイメージが違うため、定期的かつ計画的な更新が必要だと話されました。「Windows as a Service」により、OSが変わっていくため、BIOSや認証デバイスなど先を見越したハードウェア選択が必要になると強調します。さらに「Windows as a Service」をサポートするHPツールとして「HP Image Assistant」、「HP SoftPaq Download Manager」、「HP System Software Manager」を紹介されました。またHPでは2016年11月から7ヶ月かけて Windows 10 への移行を95％完了。「従業員は、問題なく仕事ができているのに、なぜ移行しなければいけないのかという思いがあるので、啓蒙活動が重要になってきます」と話されました。その他、サイバーセキュリティの課題にいかに対応していくのか、予防だけでは防げないことを強調。ハードウェアに基点を持つセキュリティ機能として「HP Sure Click」や「HP Sure Start」などについて語られました。

 Windows 10 導入の考慮ポイントと運用課題解決のヒント－外部サービスの活用－

株式会社NTTデータウェーブ
ICTソリューション事業部デスクトップサービス部

伊丹裕一朗氏

情報システムの開発、運用、ソリューション提供をおこなうNTTデータウェーブ。 Windows 10 導入サポート実績を豊富に持つ同社から、まず伊丹氏が登壇し、ソフトウェア最新化、パッチ適用という基本的な対策をおこなっているかどうかで感染時の被害に大きな差が出ると話されました。また各社で共通するIT部門の悩みをあげ「 Windows 10 導入をひとつのイベントと捉え、いかに安全安心を確保しつつ事業側が求めるものを提供していくかを検討すべきです」と語ります。そして Windows 10 導入において、あらかじめ考慮しておくポイントの他、従来までとは運用方法が異なるため機能更新プログラム適用のタイミングをどう考えるかなどを紹介。「新しい機能、なくなった機能を把握し、安全に不自由なく移行を進めることは、忙しいIT部門にとって難しいかもしれません。すべてを自社で賄う必要はなく、アウトソーシング会社を利用するのも良いと思います」と締めくくりました。

HPビジネスPCの運用管理－HP Manageability Integration Kit－

株式会社ＮＴＴデータウェーブ
ICTソリューション事業部デスクトップサービス部

福田英明氏

続いて、福田氏はSCCM(System Center Configuration Manager) に機能を追加する無償のアドオンツール「HP Manageability Integration Kit」の検証結果を報告されました。一般的な企業内での利用を想定した疑似環境を構築。「セキュリティを向上させるために多要素認証を使いたい」「外出時のセキュリティ対策を行いたい」「利用できるソフトウェアを制御したい」などのユースケースを想定して検証されました。福田氏は「HPのハードウェアにバンドルされている『HP Sure View』や『HP Sure Click』、『Microsoft Device Guard』を組み合わせることで、高いレベルのセキュリティを確立できます」。さらに「『HP Manageability Integration Kit』でソフトウェアを統合管理することにより、設定を強制適用でき、企業内におけるクライアントPCのセキュリティが向上する効果が得られました」と語ります。ユースケースに基づいたHPデバイスの導入効果を聞くことで、セミナーに参加された方々も具体的なイメージできたことでしょう。

多彩なラインアップを揃えたHPの最新デバイスを展示

会場の外には展示スペースが設けられ「世界で最も安全で管理性に優れたビジネスPC※」としてHP EliteBookやHP EliteDeskなどの実機が展示。セミナーでも紹介された「HP Sure View」を確認されている方、実際に手にとって持ち運びやすさや使用感を確かめている方、さらにHP社員に具体的な機能を質問されている方など、多くの方が興味深く製品に触れて、大変盛況でした。

※HP独自の追加費用不要で包括的なセキュリティ機能とHP Manageability Integration Kitによる資産管理、MicrosoftのSCCMと連携したBIOS/ソフトウェアの管理を指し、2016年11月時点で年間100万台以上販売して いるベンダーのモデルと、HP Elite製品のIntel第7世代プロセッサーを搭載しているIntelアーキテクチャーモデルとの比較。

「Tech ＆ Device TV」では、最新のテクノロジーや話題のIT情報をお届けしていきます。
これからもご期待ください。

一部セッションの資料（抜粋版）をダウンロードいただけます

 Windows 7 サポート終了と最新 OS への移行の重要性

日本マイクロソフト株式会社
Microsoft 365 ビジネス本部
エグゼクティブ プロダクト マネージャー
石田 圭志 氏

 Windows 10 を活かすHPビジネスPCのセキュリティと管理性

株式会社 日本HP
パーソナルシステムズ事業統括
クライアントソリューション本部
大津山 隆 氏

 Windows 10 導入の考慮ポイントと運用課題解決のヒント－外部サービスの活用－

株式会社NTTデータ ウェーブ
ICTソリューション事業部
デスクトップサービス部
伊丹 裕一朗 氏
福田 英明 氏

【注意事項】
「Tech & Device TV」は株式会社 日本HPの協力のもと、株式会社 ITコミュニケーションズが運営しています。
お客様にご記入いただいた個人情報は、株式会社ITコミュニケーションズ、株式会社日本HPからの各種情報提供の目的に使用いたします。お客様の同意なく、それ以外の目的では使用いたしません。またお客様の個人情報は、業務委託先以外の第三者に開示・提供することはありません。
株式会社ITコミュニケーションズ（運営）のプライバシーポリシーについてはこちら
株式会社日本HPのプライバシーポリシーについてはこちら